植えたばかりの栗の木が、どんなふうに成長するのかを観察しています。
苗木を植えたのは2月下旬のことです。
この日は朝から雪が降り積もったため、箒で雪を掃いてから穴を掘っていきました。
竹を支柱にして、1本ずつ植えていきます。
3月下旬。まだ、芽はでていないようです。木が青色をしているのは、スプレーで色を塗ったためです。
この圃場ではいろいろな品種の栗を植えましたが、それぞれ収穫の時期が異なるため、早生・中生・晩生の順に色分けをしています。
4月中旬。芽が少しずつ、膨んできました。
5月下旬。葉が青々としてきました。若葉はツヤツヤとしていて、柔らかい感触です。
いろいろな品種の苗木を植えたうち、数本の木から花が咲きました。
(右の写真)一番下の部分で咲いているのは雌花です。この雌花が受粉して、あのイガ栗へと成長します。
6月下旬。イガらしい、トゲトゲした形になってきました。
手でイガを包みこむようにして触れるとまだ柔らかく、なんだか気持ちいい感触をしています。
イガの上に白くちょこんと乗っているようにみえるのは、雄花の名残りです。
7月下旬。この時期は草も元気です。そろそろ草刈りが必要そうです。
イガの大きさはゴルフボールより大きく、ソフトボールより少し小さい位に成長しています。
トゲは、触るとチクチクして痛いです。
栗の木の奥に見える景色は、津和野の町並みです。この園地は、少し標高が高いことところだとわかりますね。
他の農家の方の園地では、大きな栗の木にたくさんのイガがついています。
剪定などの手入れをきっちりしているかどうかによって、栗の質と量は大いに変わるといいます。
イガとイガのなかの栗は、これからちょっとずつ大きく成長していきます。
この暑さに負けずに成長するだなんて、とてもたくましく感じますね!