_IMG1700津和野に秋がやってきた!

津和野町の秋を告げるニュースといえば…。
栗の出荷!

_IMG16912015年9月3日、JAしまね西いわみ地区本部津和野集荷場にて、今年の栗の出荷がはじまりました。
毎年、初出荷の日は地元のマスコミに取材を

していただいています。例年に比べて涼しい今日このごろ、ツヤツヤとした栗の実が集まっているのを見ていると、秋を実感していただけるニュースになったのではないでしょうか?

なぜ津和野の栗の出荷がニュースになるかというと…。多い年は、津和野集荷場からの出荷高が島根県内の約60%を占める、県内最大の栗の生産地だから。そして、津和野の栗は品質が高い、つまりおいしい、と評判だからです。

出荷初日、18人の生産者から327kgの栗が運び込まれました。この時期は早生品種の「丹沢(たんざわ)」が中心です。これから10月の初旬まで、この集荷場にどんどん栗が運び込まれます。

今年は大玉傾向!

気になる今年の栗の出来具合ですが…。夏の暑さもほどほどで適度に雨が振り、粒は昨年に比べると大きいとのこと。台風の当たり年でもあったので、栗園によっては1〜3割も実が落ちたそうで、出荷量は昨年の21トンよりも下回る見込みです。
激しい風に耐えぬいた貴重な栗ですから、きっとおいしいはず! 落ちなかった栗なので、受験生はゲン担ぎに、津和野の栗を食べて勉学に励んでみては!

_IMG1721  栗の集荷場では、地元のお姉さま方が、良い栗だけをより分けています。ベルトコンベアでコロコロ転がっていく栗の中から、虫食いしているもの、鬼皮が裂けているものを一瞬で弾き飛ばす! 神業ですね。

袋に詰められた栗はこの後、くん蒸などの処理をして、「島根の栗」として京都の市場に出荷されていきます。

「津和野の栗まつり」では、津和野集荷場から直接買い付けた栗だけを使って料理やお菓子に使います。その栗は約2週間、パーシャル冷蔵した後に、むき栗、甘露煮に加工されます。2週間パーシャル冷蔵すると、薬品を使わずに虫を駆除し、さらに糖度が2度ほど高くなる、つまり甘味が増すんです。

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おいしい栗を、より美味しく食べていただけるように、ひと手間加えて「つわの栗」というブランドにしていこうと考えています。栗まつり用の栗の貯蔵が始まるのは9月8日から。これからも栗の情報を発信していきますので、お楽しみに!