今日の津和野のお天気は曇天で、空気がひんやりに感じられます。
人間の活動は制限がかかっている最中、栗の成長は止まることなく生長しています。
ところで、皆さんは栗のタネってどの部分なのか想像ができますか?
…そう、イガのなかに入っている約1~3粒のアレです。
でも、どこから芽が出てくるのか、見たことはありますか?
農家さんから、秋に分けてもらった虫食い栗を冷蔵庫で保存しておき、2月のある日実験をしてみることに。
穴を掘って栗を並べて置き、その上に土をかぶせました。
その後、よく晴れた日には土の上にジョウロで水をまいて湿った状態にしてみました。
栗を埋めてから1か月ほど経った頃でしょうか。
前日まで、雨が降り続いたからか、栗がほとんど土から露出している状態を発見。
のぞいてみると、
「あれ?とんがっているところから、なにやら赤っぽいものがにょきっとしている!」
やった~!芽が出ました。
芽の長さはわずか1センチほど。まだ弱々しい感じがしますね。
実験しなくても、ネットで検索すれば画像がいろいろ出てくるんですが、
実物を自分の目で見られてうれしかったです。
このまま順調に生長してくれたら、”実生”(みしょう)苗になるかもしれません。
生産者さんいわく、タネから育てた木は、体が丈夫なんだとか!
写真を撮り終えた後は、もう一度土の中に埋めて土をかぶせました。
これからも観察を続けます。